盛土式根圏栽培法

SRRCS (Soil Rizosphere Restricted Culture System)

1.地面から隔離したシートの上に土を盛って苗を植えます。 2.木の根が伸びる部分を盛った土の中だけに制限します。

3.制限した根の部分にナシの木の生育に合わせた水分・栄養分を供給します。 4.Yの字型に枝を誘引し、収穫がしやすい形にします。

 

【原理】

 

通常、収穫できる迄4年くらいかかりますが、この方法だと苗の移植翌年に収穫が開始できます。

さらには、移植翌年には1~2t/10a、 3年目には2~3t/10aの収穫が可能になります。

 

【図式】

 

Y字型に整枝するため、手の届く範囲で収穫ができるため収穫作業の負担も軽減します。

また、ひとつひとつの苗木が小さいので、他品種への植え替えも容易に行えます。

水・養分をコントロールできるので、とても美味しい梨を作ることができます。

 


関連:栃木県農業試験場 盛土式根圏栽培法